インプラント

インプラントとは

インプラントとはインプラントとは、歯を失ったところに埋め込む人工歯根です。人工歯根(フィクスチャー)の上に支台(アパットメント)を取り付け、その上に人工歯(上部構造)を被せることで、天然歯のような美しさと、強固な安定が得られます。
現在ではこれらを合せて「インプラント」と呼ぶのが一般的になっています。
虫歯や歯周病、事故などで歯を失ったときや、入れ歯やブリッジに代わる選択肢として、近年インプラントの需要が高まっています。

インプラントの普及率

インプラントの普及率現在、国内では300万人以上の方がインプラントを使用しているという調査報告があります。
15歳以上の約2.6%の方がインプラントを使用していることになります。
インプラントが広く認知されて久しくなりますが、近年はますますの改良と開発が進み、今後もインプラントを選択する方は増えていくものと予想されます。

インプラント治療が出来る人・出来ない人

インプラントは、すべての方が受けられる治療ではありません。
当院では、患者様の安全面を最優先しております。以下に該当する方には、インプラント治療を実施できないことがあります。

インプラントの手術後のメインテナンスに通っていただけない方

インプラントを長く快適に使用していただくためには、術後のメインテナンスが不可欠です。
定期的なメインテナンスに通っていただくご意志がなければ、インプラント治療を行うことができません。

顎の骨の量・厚みが不足している方

歯周病などによって顎の骨の量・厚みが不足している場合、インプラントの安定が得られません。
骨の量・厚みは検査により測定することができますので、まずは一度ご相談ください。

全身疾患のある方

心筋梗塞、高血圧、糖尿病、肝臓・腎臓疾患、免疫疾患、血小板減少症などの血液疾患といった全身疾患がある方は、主治医の先生との相談が必要です。

インプラントのメリット・デメリット

メリット

天然歯と変わらない美しさを再現できる

天然歯と変わらない美しさを再現できるその品質の良さから、天然歯と変わらない美しさを再現できます。

周囲の歯・歯肉の健康を守る

インプラントは顎の骨を土台として自立しているため、入れ歯やブリッジのように周囲の歯・歯肉に負担をかけることがありません。

しっかりと噛める

しっかりと噛める顎に固定されたインプラントは、天然歯と同じように強く噛むことができます。栄養の吸収の促進、胃腸の負担軽減といったメリットに加え、肉などの硬いものを食べられる・味わえる喜びを実感できます。

顎の骨が痩せるのを防ぐ

歯を失ったまま放置している場合はもちろん、入れ歯やブリッジを使用した場合でも、顎の骨は徐々に痩せていきます。インプラントを埋入することで、顎の骨が痩せていくのを防げます。

自分の歯と同じようなセルフケアができる

歯磨きなどのセルフケアを、天然歯と同じように行っていただけます。入れ歯のように、取り外した上での洗浄などは必要ありません。

デメリット

保険の適用外

インプラントは、保険の適用外です。入れ歯やブリッジと比べて、費用は高額になります。

手術が必要

埋入は手術にて行われます。手術中の痛みはありませんが、身体への負担が全くないわけではありません。また、手術後に一時的な痛み・腫れを伴うことがあります。

治療期間が長い

早くても半年~1年と、治療期間は入れ歯・ブリッジと比べて長くなります。

手術後の定期的なメインテナンスが欠かせない

インプラントの手術後、定期的にメインテナンスに通っていただく必要があります。

当院のインプラントメーカー『ストローマン』

当院で使用しているインプラントメーカーは『ストローマン』です。スイス生まれで世界のインプラント市場でシェア第1位のインプラント素材です。骨との結合が非常によく成功率の最も高い安心・安全なインプラントシステムです。インプラントの埋入から短期間で周囲の骨と結合するため、治療期間が大幅に短縮されます。またインプラント体が比較的小さいため、日本人に合いやすいという事も大きな特徴の1つです。

インプラント治療の流れ・期間・通院頻度

インプラント治療の流れ

1. 初診

インプラントとは患者様のご不安、ご希望をお話しいただきます。
治療内容、治療期間、費用のことなど、何でもお尋ねください。
簡単なお口の状態のチェックも行います。

2. 精密検査

精密検査レントゲン撮影、CT検査などを行い、患者様が安全にインプラント治療を受けられる状態であるかを確認します。

3. インプラントの埋入

インプラントの埋入インプラントを埋入します。手術は、局所麻酔下で行われます。
約1週間後、抜糸をします。

4. 安静期間

インプラントと顎の骨がしっかりと結合させるための期間です。この間は、仮歯を装着して過ごしていただきます。
安静期間は、下顎の場合で3か月以上、上顎の場合で6か月以上が必要になります。

5. 人工歯冠の取り付け

人工歯冠の取り付けインプラントと骨の十分な結合が確認できれば、仮歯を外し、人工歯冠を取り付けます。この時点で完成形となります。

6. 定期的なメインテナンス

定期的なメインテナンス個人差はありますが、最初の半年間は数週間に一度、その後は数か月に一度、定期的にメインテナンスに通っていただきます。
インプラントは人工物ですので、神経がありません。感染に気づけないこともあり、プロの目による定期的なチェックが欠かせません。
長く快適にインプラントを使用していただくため、ご協力をお願いいたします。

治療期間について

治療期間について患者様によって異なりますが、トータルでの治療期間は、6か月~1年程度を目安としてお考えください。

通院頻度について

メインテナンスは、最初の半年間は数週間に一度、その後は数か月に一度、定期的に通っていただく必要があります。

インプラントの保証期間

定期的なメインテナンスインプラントの保証は10年です。(きちんとメインテナンスに通っていただいている方に限ります。)

入れ歯との比較

インプラント

入れ歯

審美性 天然歯と変わらない美しさ 天然歯との差、金具が目立つ
口腔衛生環境 天然歯の場合と同等 境目などが不衛生になることも
噛む力 強く噛める 保険適用外の入れ歯であればある程度噛めるものも
歯・歯肉への影響 なし やや負担をかける
違和感 なし 保険適用外の入れ歯であれば少ないものも
セルフケア 天然歯と同様 取り外した上での洗浄が必要

インプラントを長持ちさせる方法

やわらかい歯ブラシとフロス・歯間ブラシの併用

やわらかい歯ブラシとフロス・歯間ブラシの併用天然歯と同じように、インプラントも硬い物との摩擦で傷つきます。傷は汚れの付着の原因になるため、やわらかい歯ブラシを使いましょう。
また、インプラントは根元に汚れがたまりやすくなります。フロスや歯間ブラシの併用が有効です。

研磨剤不使用の歯磨き粉

研磨剤不使用の歯磨き粉研磨剤は、汚れ・着色を落とすという点では有効です。しかし、歯・歯肉の表面に傷をつけてしまいます。これは、インプラントに対しても同様です。
歯磨き粉を選ぶときには、研磨剤の入っていないものを選びましょう。

歯ぎしり改善・マウスピースの使用

歯ぎしり改善・マウスピースの使用歯ぎしりは、インプラントを擦り減らし、また歯肉に負担をかけます。ストレスなどを原因として起こると言われていますが、すぐに治るものではありません。
就寝中に専用のマウスピースを使用することで、インプラントや歯肉への負荷を和らげることができます。

禁煙

禁煙喫煙は、歯肉の血行を悪化させると同時に、免疫力を低下させ炎症のリスクを高めます。
インプラント周囲炎や歯肉炎はインプラントの寿命を縮めることになりますので、禁煙をお勧めします。

メインテナンス

メインテナンストラブルを防ぐため、またトラブルが起きたときにすぐに治療を行えるよう、定期的なメインテナンスを受けましょう。

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