インビザラインとは
透明の素材でできたマウスピース型の装置を使った矯正です。
型取りデータから患者様の理想の歯並び、そしてその過程をシミュレーションし、各ステップに合わせたインビザラインを作製します。インビザラインを交換しながら、歯を動かしていきます。
マウスピース型の矯正装置にはいくつか種類がありますが、東大阪のしろくま歯科では世界的な実績のある「インビザライン」を採用しております。
インビザライン矯正のメリット・デメリット
インビザラインは大変すぐれた矯正装置ですが、デメリットも存在します。メリットだけでなく、デメリットをご確認の上、患者様にとってより良い選択をしていただければと思います。
メリット
目立たない
透明な薄い素材でつくられるインビザラインは、装着時も目立ちません。ごく自然にお口に馴染みます。
取り外し可能
ご自身で簡単に着脱していただけます。食事、歯磨きのときには外していただき、装置を気にせず食べられ、磨くことができます。
デメリット
使用できないケースがある
歯並びが大きく乱れている場合は、インビザラインによる治療ができないことがあります。
1日17時間以上の装着
十分な効果を得るためには、1日17時間以上の装着が欠かせません。歯がある程度動かないと、次の装置に交換できず、治療が長引くことがあります。
外さないといけないときがある
食べ物・色のついた飲み物を摂取するとき、また歯磨きの際には、外していただく必要があります。装置を気にせず食べられる・磨けるということはメリットではありますが、このような手間が生じます。※着脱自体は、慣れれば数秒で行えます。
インビザライン矯正の適応条件や年齢
適応条件
以下の両方に該当することが、インビザラインの適応条件となります。
- 歯並びの乱れが一定の範囲内
- 上下の顎の位置が前後、あるいは左右にずれていない
使用できる年齢
第二大臼歯が生えている中学生以上の方であれば、インビザラインによる矯正治療を受けていただけます。
インビザライン矯正の流れ・期間・通院頻度
インビザライン矯正の流れ
1. 矯正相談
患者様のご不安、ご希望をお話しいただきます。
治療内容、治療期間、費用のことなど、何でもお尋ねください。
歯並びの状態を確認し、院長からアドバイスをいたします。
2. 精密検査
画像検査、模型用の型取りなどの精密な検査を行います。
3. 診断と説明
また、具体的な治療内容・治療計画をご説明いたします。
4. 虫歯・歯周病チェック
虫歯・歯周病がある場合には、矯正前に治療を済ませておきます。
5. インビザライン作製の準備
インビザライン作成用の型取り、口腔内写真の撮影などを行います。
※当院では3Dスキャナー「iTero Element」を導入しているため、シリコン印象材による型取りは必要ありません。スキャンにより短時間で、精密な口腔内の立体画像データが得られます。
6. 治療開始
マウスピースができあがりましたら、矯正治療の開始です。2週間に一度、新しいインビザラインに交換しながら治療を進めていきます。
7. 通院
1か月に一度ご来院いただきます。歯の動き方を確認し、問題なければ交換用マウスピースをお渡しします。
8. 保定期間
インビザラインでの治療が終了したら、リテーナー(保定装置)を装着していただきます。
歯の後戻りを防ぐための大切な期間です。
この期間も3~6か月に一度の通院をしていただき、歯の落ち着きの程度、後戻りの有無の確認を行います。(約2年間)
治療期間について
個人差はありますが、2年~2年半がおおよその目安となります。
通院頻度について
基本的に、1か月に一度のペースで通院していただきます。ご来院の際には、歯の動き方をチェックし、交換用のマウスピースをお渡しします。
インビザライン矯正の痛みやストレスについて
インビザラインは、2週間使用する1つのマウスピースにつき、0.25ミリずつ歯を動かしていく設計になっています。一般的に、ブラケットとワイヤーを使用する矯正治療より痛みは少なくて済みます。マウスピースの交換の直後には多少の痛み・違和感が生じますが、日が経つにつれて慣れていきます。
また、インビザラインは患者様ご自身での着脱が可能ですので、食事や歯磨きもストレスなく行っていただけます。オンとオフの切り替えがしやすい矯正方法と言えるでしょう。